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SRPってなに? 〜歯ぐきの中をきれいにする大切な治療〜

八王子市八王子駅の歯医者・歯科・インプラント

デンタルオフィス心です。


歯医者さんで「歯周病がありますね」と言われたとき、
「歯周病の治療=SRPしましょう」と言われたことはありませんか?


この「SRP」とは何なのか?
痛いの?どんな意味があるの?と疑問に思う方も多いでしょう。

今回は、そんなSRPについて、歯周病治療の大切なステップとして、できるだけわかりやすくお伝えします。



◆SRPとは?:歯ぐきの中の“お掃除”

この「SRP」とは何なのか?
痛いの?どんな意味があるの?と疑問に思う方も多いでしょう。

今回は、そんなSRPについて、歯周病治療の大切なステップとして、できるだけわかりやすくお伝えします。



◆SRPとは?:歯ぐきの中の“お掃除”

SRPは、正式には「スケーリング・ルートプレーニング(Scaling and Root Planing)」といいます。長いので、歯科の現場では「エスアールピー」と略して呼ばれています。

では、どんなことをするのでしょうか?

◉ スケーリング(Scaling)

これは、歯の表面や歯ぐきの中にたまった歯石や汚れを専用の器具で取り除く処置です。目に見える部分だけでなく、歯ぐきの中に入り込んだ汚れ(縁下歯石)もきれいにします。

◉ ルートプレーニング(Root Planing)

こちらは、汚れを取ったあとの歯の根っこ(ルート)を滑らかに整える作業です。歯の表面がザラザラしていると、そこにまた汚れがつきやすくなるので、ツルツルにして再付着を防ぐのです。



◆なぜSRPが必要なのか?

歯周病は、歯と歯ぐきの間にある「歯周ポケット」と呼ばれるすき間に、細菌が入り込むことで進行していきます。ポケットが深くなると、自分での歯磨きでは届かない場所にまで汚れがたまり、炎症を引き起こします。

SRPは、その「手が届かない部分」をプロの手で徹底的にきれいにし、歯ぐきの炎症をおさえるために行う、とても重要な治療なのです。



◆SRPって痛いの?

よく聞かれる質問のひとつが「SRPって痛いんですか?」というもの。

結論から言うと、痛みの感じ方には個人差があります。
歯ぐきがかなり腫れていたり、ポケットが深かったりする場合には、処置中にチクチクしたり、刺激を感じることもあります。

しかし、必要に応じて麻酔を使って痛みを感じにくくすることもできます。遠慮せず、事前に先生や歯科衛生士さんに相談しましょう。



◆SRPの後はどうなるの?

SRPをしたあとは、次のようなことが起きることがあります。
   •    歯ぐきが少ししみる
   •    歯が長くなったように感じる(腫れがひいて歯ぐきが引き締まるため)
   •    一時的に出血や腫れが出ることもある

これらは、治療がうまくいっている証拠とも言えます。数日〜1週間ほどで落ち着くことがほとんどです。

また、処置の後は必ず再評価(再検査)が行われ、ポケットの深さや炎症の改善具合を確認します。



◆SRPをしたあとの過ごし方

SRPの効果を最大限にするためには、日頃のケアもとても重要です。
   •    処置後1〜2時間は飲食を避ける(麻酔が効いている場合は特に)
   •    お口の中を清潔に保つ
   •    先生の指示通りに歯磨きを行う
   •    指定された日に再評価を受ける

SRPは一度やって終わり、という治療ではなく、歯周病の改善と維持管理を目的とした継続的なケアの一環です。



◆まとめ:SRPは「歯を残すための第一歩」

歯周病は、日本人が歯を失う一番の原因とされています。
けれど、初期段階で気づいて、正しい治療を受ければ、進行を止めることも、元の状態に近づけることも可能です。

SRPは、歯ぐきの奥深くの汚れを取り除き、歯周病の進行を食い止める大切な治療。
少し手間がかかるかもしれませんが、「自分の歯で一生食べたい」という方には、ぜひ受けてほしい処置です。


歯ぐきの健康は、体の健康にもつながります。
もし歯医者さんで「歯周病の治療が必要ですね」と言われたら、それはあなたの歯を守るチャンスかもしれません。どうか前向きな気持ちで受けてみてくださいね。


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