扁平苔癬とは
八王子市八王子駅の歯医者・歯科・インプラント
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扁平苔癬(へんぺいたいせん、英: Lichen planus)とは、皮膚や粘膜にできる慢性の炎症性疾患で、免疫異常が関与していると考えられています。主に中年以降の大人に多く見られますが、年齢や性別に関係なく発症することもあります。
*主な症状
◉ 皮膚型(一般的な扁平苔癬)
• 紫がかった赤色〜赤紫色の平らな小さな隆起(丘疹)
• 表面に白っぽい網目状の模様(ウィッカム線条)が見られることも
• かゆみ(かなり強いこともある)
◉ 粘膜型(特に口腔扁平苔癬が有名)
• 口の中(頬の内側、舌、歯茎など)に白っぽいレース状の模様やびらん
• 痛みやしみる症状がある
• 長期間続くと、まれに癌化するリスクがあるため経過観察が重要
【原因】
明確な原因はまだ分かっていませんが、以下が関与しているとされています:
• 自己免疫異常
• ストレス
• ウイルス感染(例:C型肝炎ウイルス)
• 薬剤(降圧剤、抗マラリア薬など)や金属アレルギー(歯科金属など)
• 遺伝的要因
【診断方法】
• 視診や問診
• 皮膚・粘膜の生検(病理検査で確定診断)
• 必要に応じて血液検査(肝炎ウイルスのチェックなど)
【治療法】
基本的に「対症療法」が中心です
• ステロイド外用薬や軟膏
• 口腔粘膜の場合:うがい薬、ステロイド含有ゲル
• かゆみ止めの内服薬
• 免疫抑制薬(重症例)
【注意点】
• 慢性経過をとることが多く、再発しやすい
• 特に口腔扁平苔癬は長期的に経過観察が必要
• 稀に癌(口腔扁平上皮癌)に進行することがあるため
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