白板症とは
八王子市八王子駅の歯医者・歯科・インプラント
デンタルオフィス心です。
「白板症(はくばんしょう)」とは、口の中の粘膜(特に舌、頬の内側、歯茎など)にできる白い角化性の病変のことです。
医学的には「口腔白板症(こうくうはくばんしょう)」と呼ばれます。
【特徴】
• 白い斑点や斑状の病変ができ、こすっても取れないのが特徴です。
• 多くの場合、痛みはなく、自覚症状が少ないことが多いです。
• 主に 舌、頬粘膜、口蓋、歯肉 に見られます。
❗ なぜ重要なのか?
白板症は良性のこともありますが、前がん病変(がんになる前段階の病変)とされるため、注意が必要です。
• 一部が 口腔がん(特に扁平上皮がん)に進行する可能性があります。
• 悪性化率はおよそ1~20%程度(報告によって異なる)
完全にはわかっていませんが、以下のような慢性的な刺激やリスク因子が関連しているとされます:
• 喫煙・飲酒
• 義歯や歯の尖った部分による慢性的刺激
• ビタミンA欠乏
• HPV(ヒトパピローマウイルス)感染の可能性も一部で示唆
【診断】
• 視診だけで判断することもありますが、悪性化の可能性がある場合は:
• **病理検査(生検)**で組織を調べることが重要です。
• **色や形の変化(赤み、凹凸、出血など)**がある場合は特に注意。
【治療法】
• 原因除去(たとえば喫煙の中止、義歯の調整など)
• 定期的な経過観察
• 必要に応じて:
• 外科的切除
• レーザー治療
気になる白い口内の病変がある場合は、早めに歯科や口腔外科、耳鼻科を受診するのが安心です。
必要に応じて病理検査を受けましょう。
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